パロサント

パロサント（Palo Santo）は、スペイン語で「聖なる木」を意味します。フランキンセンスと同じランカン科の植物であり、主に南アメリカのアンデス地域で見られる樹木で、特にエクアドル、ペルー、コロンビアなどで生育しています。パロサントの木は、その香りの良さから伝統的に聖なる儀式や癒しのセッションで使用されています。

パロサントの香りは、白檀や沈香など香木の様でありながら、甘い香りと爽快感が特徴的な落ち着きあるウッディーな香りです。この特徴的な香りは、乾燥させたり燃やしたりすることで引き出されます。

この香りには邪気を祓い良い気を呼び寄せる力があるといわれ、古くはインカ帝国の時代からシャーマン達が祈祷や儀式、民間療法に使われていました。近年では、ヨガや瞑想を行う前の空間浄化やナチュラルインセンスとして世界中から注目を集めています。