●ワイヤーそれぞれの特性と作風について
【ステンレスワイヤー(SUS316、304)】
ステンレスは、硬くコシがあるので、ワイヤー1本でもしなやかなラインをデザインでき、型崩れもしにくいです。
爪留めの際も、ガッチリと石留め出来ます。
軽くてアレルギーや変色を起こす心配の無い素材ですので、メンテナンスなどの手間が要らず、気軽に身につけお楽しみいただけます。
【K14GF(14金ゴールドフィルド)ワイヤー】
K14GFワイヤーは、さらにハードとソフトの2種類を使い分けています。
ハードは直線や直角などのデザインに向いていて、水晶系などのエッジの効いた結晶をシンプルにラッピングする際に多用します。
こちらも爪留めの際は、ガッチリと石留めできます。
ソフトは文字どおり柔らかいワイヤーですので小回りが利き、小さなペンダントや指輪を作る際に多用します。
ちなみに【K14GF】とは、 通常の金メッキの約100倍の厚みを持つ金の層を圧着させ、 その金の層の重量が素材を含む総重量の1/20以上の場合、ゴールドフィルド(金張り)と呼びます。
表面は14金の厚い層ですので、本物の金の輝きをお気軽にお楽しみいただけます。
皮脂や汗、湿気などで変色する恐れがありますので、使用後は汗などをふき取り、ジッパー付きの袋などに入れて保管することをお勧めいたします。※変色が目立つ際は、貴金属用の艶出しクロス(研磨剤の含んでないタイプ)にて磨くことをお薦めいたします。
【シルバーワイヤー(スターリングシルバー925、999)】
シルバーワイヤーの中でもデッドソフトと呼ばれている、非常に柔らかなワイヤーを使用しています。
柔らかいので何重にも重ねたり巻きつけたりすることで強度を出します。
その中で生まれる線と線との重なり合いや、コイル状のワイヤーなど無限のデザインの可能性があります。
シルバーは黒く硫化しますが、シルバークロスで磨くことによりピカピカになります。磨けばずっとピカピカです。
しかしながら細かな溝は黒く残ってしまいます。そんなときは歯を磨くときと同様に、歯ブラシと歯磨き粉で溝まで磨き、水で洗い流してよく乾かしてください。
ご郵送いただければ上記のメンテナンスを施しますので、お気軽にご連絡くださいませ。
【アルゲンティウムシルバー】
2020年4月よりアルゲンティウムシルバーを使い始めました。
ワイヤーの特性は、上記スターリングシルバーと同様にデッドソフトとなり、幾重も重ねて作り込んでいきます。
特徴といたしまして、硫化(シルバー特有の黒い変色)が起きにくいということです。
92.5%以上の銀と7.5%未満の金属(銅など)からなるスターリングシルバーにゲルマニウムを加えることで、
スターリングシルバーの特徴である光沢や輝きを残しつつ、変色を起こしづらいため簡単なお手入れで美しい状態を保つことができます。
その他でご質問等ございましたら、
こちらよりお気軽にお問い合わせ下さい。
なお、オーダーメイドに関しましては、ただ今受付しておりません。申し訳ございません。